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    特報『サザエさん方式、視聴者脚本…脱セオリーな秋ドラマ』


    4コマ漫画 (サザエさん方式からのリダイレクト)
    のように年齢が変化しないにもかかわらず季節や流行が移り変わる物語性を持った連載作品は、4コマ漫画でもストーリー漫画でも俗に「サザエさん方式サザエさん時空、あるいは磯野時空になっている」などと表現されることがある。これは、長谷川町子の『サザエさん』の主な舞台である磯野(いその)家を、長期連載にかかわらず年齢が変化しない空間(時空)であると捉えた語である。
    66キロバイト (9,824 語) - 2019年8月22日 (木) 13:14



    (出典 news.so-net.ne.jp)


    サザエさん方式、視聴者脚本…脱セオリーな秋ドラマ

    10月期の秋ドラマ界で、「サザエさん方式」や「続きの脚本公募」など、異色の試みが相次いでいる。視聴者指向の変化により、制作者は「1時間ドラマのセオリーを守ることが正解なのか」と試行錯誤の渦中にある。実際に“脱セオリー”の挑戦が当たっている現状も背中を押している。

    30分2本立てで1時間という“サザエさん方式”で話題になっているのが、日本テレビ土曜ドラマ「俺の話は長い」(12日スタート、土曜午後10時)だ。減らず口を武器に実家に寄生して生きる31歳無職の主人公(生田斗真)が、へ理屈パワーで問題を丸く収めて実家暮らしを続けるホームドラマ。初回は「すき焼きと自転車」「寿司とダンボール」のラインアップだ。

    櫨山裕子プロデューサーは、サザエさん方式の試みについて「世の中のテンポが早くなり、1時間ドラマを『さあ見るぞ』と覚悟して見ることに関し、視聴者側も腰の重さがある。テレビドラマのテンポも十数年前に比べてかなり早くなっており、気楽に楽しく見てもらうには30分はちょうどいいサイズ」と語る。

    これまで「ハケンの品格」「きょうは会社休みます。」など1時間枠の連ドラで数多くのヒット作を生んできた敏腕プロデューサーだが、「起承転結や、最後の盛り上げのためのタメ、伏線など、1時間ドラマのセオリーを守ることが、もう果たして正解なのだろうかという思いにたどり着いた」。ホームドラマの復権を掲げる今作は「やれることは全部、お茶の間の中でやってしまおうという30分になる」という。

    一方、テレビ東京は「続きの脚本を視聴者に公募」する深夜ドラマ「知らない人んち(仮)~あなたのアイデア、来週放送されます!~」(11月4日スタート、月曜深夜0時12分)を放送する。メディアプラットホームnoteとコラボした実験的なドラマだ。

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    (出典 i.ytimg.com)


    大型で猛烈な台風19号 三連休に日本列島に接近 中心気圧は900hPa

    今日8日(火)3時現在、大型で猛烈な勢力の台風19号(ハギビス)は日本のはるか南の海上にあるマリアナ諸島を西北西に進んでいます。

     ▼台風19号 10月8日(火)3時
     存在地域   マリアナ諸島
     大きさ階級  大型
     強さ階級   猛烈な
     移動     西北西 30 km/h
     中心気圧   915 hPa
     最大風速   55 m/s (中心付近)
     最大瞬間風速 75 m/s

    衛星赤外画像(情報通信研究機構(NICT)より)
    今後さらに発達 中心気圧は900hPaへ
     衛星画像を見ると、中心付近には非常に発達した雲が密集していて「台風の目」も見えています。

     このあとも海水温の高い海域を進み、今日の午後には、中心気圧900hPa、最大風速60m/s、最大瞬間風速85m/sにまで発達することが予想されています。
     これは今年発生した台風の中で最も強い勢力となります。
    三連休に日本列島接近のおそれ
     台風19号の影響で、小笠原諸島では明日9日(水)から12日(土)にかけて大しけとなるおそれがあり、高波に警戒が必要です。

     その後やや勢力を落とすものの、三連休初日の12日(土)には紀伊半島沖を北上し、13日(日)3時には中心付近の気圧は955hPa、中心付近の最大風速は40m/sと強い勢力で、関東地方を中心とする予報円の中に進む見込みです。

     まだ予報円が大きく、進路や接近のタイミングがしっかりと定まっていない状況ではありますが、日本列島の広い範囲で暴風や高波、大雨、高潮などに厳重な警戒が必要です。

     接近までにはまだ時間がありますが、最新の気象情報を確認して、早め早めに対策をするようにしてください。

    ウェザーニュースアプリから投稿された写真
    先月の台風15号による被害に匹敵のおそれ
     先月の台風15号では、千葉県を中心に広い範囲で長い時間停電したことが記憶に新しいところですが、今回も特に台風の進路の東側に当たるエリアでは15号の千葉県と同等レベルの被害が出るおそれがあります。

     昨年2018年の台風21号では、特に近畿地方を中心に最大瞬間風速で50m/sを超える猛烈な暴風が観測されました。この風の影響で、各地で屋根や窓ガラスの破損、近畿地方や東海地方を中心に大規模な停電が発生するなど多くの被害が発生、さらに高潮の影響で、関西国際空港では滑走路が浸水して閉鎖され、加えて連絡橋の破損により最大約8,000人が孤立状態になりました。

     同じく昨年の台風24号では台風の中心が通過した近畿地方南部や東海地方、関東地方では40m/sを超える最大瞬間風速が観測されました。各地で屋根や看板が吹き飛ぶ、窓ガラスが割れるといった建物損壊の被害がみられたほか、中部電力管内では119万軒、東京電力管内では51万軒を超える大規模な停電となりました。

    1 ばーど ★ :2019/10/08(火) 16:10:26.22

    今日8日(火)3時現在、大型で猛烈な勢力の台風19号(ハギビス)は日本のはるか南の海上にあるマリアナ諸島を西北西に進んでいます。

    ▼台風19号 10月8日(火)3時
     存在地域   マリアナ諸島
     大きさ階級  大型
     強さ階級   猛烈な
     移動     西北西 30 km/h
     中心気圧   915 hPa
     最大風速   55 m/s (中心付近)
     最大瞬間風速 75 m/s

    (出典 smtgvs.weathernews.jp)


    ■今後さらに発達 中心気圧は900hPaへ

    (出典 smtgvs.weathernews.jp)

    衛星画像を見ると、中心付近には非常に発達した雲が密集していて「台風の目」も見えています。

    このあとも海水温の高い海域を進み、今日の午後には、中心気圧900hPa、最大風速60m/s、最大瞬間風速85m/sにまで発達することが予想されています。

    これは今年発生した台風の中で最も強い勢力となります。

    ■三連休に日本列島接近のおそれ

    台風19号の影響で、小笠原諸島では明日9日(水)から12日(土)にかけて大しけとなるおそれがあり、高波に警戒が必要です。

    その後やや勢力を落とすものの、三連休初日の12日(土)には紀伊半島沖を北上し、13日(日)3時には中心付近の気圧は955hPa、中心付近の最大風速は40m/sと強い勢力で、関東地方を中心とする予報円の中に進む見込みです。

    まだ予報円が大きく、進路や接近のタイミングがしっかりと定まっていない状況ではありますが、日本列島の広い範囲で暴風や高波、大雨、高潮などに厳重な警戒が必要です。

    接近までにはまだ時間がありますが、最新の気象情報を確認して、早め早めに対策をするようにしてください。

    ■先月の台風15号による被害に匹敵のおそれ

    先月の台風15号では、千葉県を中心に広い範囲で長い時間停電したことが記憶に新しいところですが、今回も特に台風の進路の東側に当たるエリアでは15号の千葉県と同等レベルの被害が出るおそれがあります。

    昨年2018年の台風21号では、特に近畿地方を中心に最大瞬間風速で50m/sを超える猛烈な暴風が観測されました。この風の影響で、各地で屋根や窓ガラスの破損、近畿地方や東海地方を中心に大規模な停電が発生するなど多くの被害が発生、さらに高潮の影響で、関西国際空港では滑走路が浸水して閉鎖され、加えて連絡橋の破損により最大約8,000人が孤立状態になりました。

    同じく昨年の台風24号では台風の中心が通過した近畿地方南部や東海地方、関東地方では40m/sを超える最大瞬間風速が観測されました。各地で屋根や看板が吹き飛ぶ、窓ガラスが割れるといった建物損壊の被害がみられたほか、中部電力管内では119万軒、東京電力管内では51万軒を超える大規模な停電となりました。

    ■交通やインフラへの影響も懸念

    今回の台風19号は暴風に加えて、秋雨前線の影響で接近前から大雨となるリスクがあります。また、台風がもっとも近づく12日(土)から13日(日)頃は大潮となっているため、高潮が発生するおそれもあります。

    まだ進路が定まっておらず予想が変化する可能性はありますが、今年最強レベルまで発達し、勢力をあまり落とさず日本列島に接近するので、交通機関やインフラ設備への影響が広い範囲、かつ長期間に及ぶおそれがあります。早めの対策を心がけてください。

    ■台風の名前

    台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

    台風19号の名前「ハギビス(Hagibis)」は、フィリピンが提案した名称で、「すばやい」という意味の言葉が由来です。

    2019/10/08 05:24 ウェザーニュース
    https://weathernews.jp/s/topics/201910/080015/

    ★41が立った時間 2019/10/08(火) 08:15:48.32
    前スレ
    https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1570514582/


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    特報『ワイルドな難路に「なぜこんなところに……」秘湯中の秘湯が、執念の結晶だった話』


    秘湯(ひとう)は、主に山奥など交通便が悪い場所に存在する温泉ことを指す。 「秘湯」は1975年ごろに作られた造語で、考案者は日本秘湯を守る会を設立した岩木一二三であり、「秘境にある温泉()」を略したものである。 古くから山奥ひっそりとした温泉を求める温泉愛好家は数多く存在したが、その傾向
    5キロバイト (635 語) - 2019年9月30日 (月) 07:24



    (出典 bunshun.jp)


    ワイルドな難路に「なぜこんなところに……」秘湯中の秘湯が、執念の結晶だった話

    石川県・白山市の人々が「あの温泉はすごい場所にあるから」と口を揃える、秘湯中の秘湯がある。白山麓に位置する「 岩間温泉 山崎旅館 」だ。

    ガードレールのない断崖絶壁の部分も多い難路の先にある、小さな昔ながらの一軒宿。辿り着くまでの難易度が高いだけでなく、雪が積もるため営業は6月から11月までに限定している。

    「なぜこんなところに温泉を?」取材をすすめると、とある男性の執念の物語が浮かび上がった。

     源泉から3.5キロもパイプを引き、6キロ超の道をつけてまで温泉宿を作りたかった男性の人生に迫る前に、まず「山崎旅館」への道のりを見ていただこう。
    「落石注意」「路肩注意」の看板に緊張感
     9月某日、「文春オンライン」編集部2名は車を走らせ「山崎旅館」へと向かった。ところどころ立てられている「落石注意」「路肩注意」の看板にさっそく緊張感が高まる。

     つづら折りの道路を進んでいくと、じわじわと高度が上がってくる。道のすぐ脇は断崖絶壁だ。

    「岩間温泉」の看板が見えてきたが、この地点でまだ2キロほど。

     さらに行くと、ガードレールどころか、路肩に何もない道も増えてくる。
     来た道を遠目で見ると、崖にへばりつくように進んできたことがよくわかる。
    大型車とのすれ違いが怖い
     編集部が「山崎旅館」に向かったこの日はちょうど道路の工事があったようで、途中大型車と数回すれちがったが、これがとにかく怖かった。道のところどころにふくらみ(のようなもの)があるので、そこを利用してすれ違うのだが、結構ギリギリに寄せる必要がある。間違いなくテクニックを要する。

    注……運転に自信がない方や移動手段のない方は、事前に宿に 送迎 をお願いできます。
    いよいよ宿へ到着
     スリルを味わいつつ、「山崎旅館」に到着した。どこか懐かしい感じのする、こぢんまりとした宿だ。

     そして、ついに待望のお風呂へ。

     開放感抜群の露天風呂は混浴。鳥のさえずりが聞こえてきたり、大自然の中で入浴する醍醐味が味わえる。夜に入ったら、こぼれんばかりの星空も見ることができるだろう。

     お湯は加水加温、循環は一切なしの24時間かけ流し。貧血や神経痛、胃腸疾患や皮膚病への効用があるという。無色透明でほぼ無臭のお湯は、飲泉もできるそう。

     近隣集落の一里野からの所要時間は車で約20分。実際来てみて感じるのは、「本当にすごい場所にあるな」ということ。「なぜこんなところに温泉を?」という質問を、3代目館主の山崎太一朗さんにぶつけてみた。

    工事に6年かかった理由
    ――来てみて、びっくりしました。大自然のど真ん中にありますね。

    太一朗氏 ははは、ありがとうございます(笑)。「日本秘湯を守る会」の会員の方々が来られた際に、「秘湯中の秘湯だね」という言葉をいただきました。

    ――「山崎旅館」を作るのに、初代の山崎信一さんが大変な苦労をしたと聞きました。

    太一朗氏 木の管を2000本つないで源泉から湯を3.5キロ引き、6キロの道路を作った末にできた宿なんですよ。着工は1951年。工事に6年かかったと聞いています。

    ――雪深い地域ですし、なかなかスムーズに進まなかったのでは。

    太一朗氏 ええ。冬の間は作業できないですし、道も崩れたりもしてなかなか進まなかったようです。しかも、当時は工事もほとんど手作業。ダイナマイトでバチンとはじいて、そのがれきを捨てながら道にしていたみたいですね。
    「地域の財産を守らなければ」と“脱サラ”した初代
    ――なぜそこまでの苦労をして、この宿を作りたかったのでしょう。

    太一朗氏 岩間温泉は、昔からこの地域の人には効用が知られていた温泉だったんですよ。当時は農閑期に布団や米を担いで、小屋を建てて寝泊まりして湯治をしていたんですよね。ほとんど崖のようなところを、徒歩で通って。

     そんな温泉だったから、「集落にまで引っ張って活用しよう」という引湯計画の話は毎年のように出ていたらしいんですが、毎回頓挫していました。

     しかし、あるとき、外から大資本が入ってきて開発しようとしているという話が出まして。「地域の財産を守らなければ。自分がやる」と祖父が言い出したんです。

    ――それまで、信一さんは何をしていた方だったんですか。

    太一朗氏 近くの発電所の職員でしたが、「岩間温泉の引湯計画を進める」と決めてから、40歳で辞めています。今で言う“脱サラ”でしょうか。

     その後、土建会社を立ち上げ、地域の人を雇い、国の補助金をもらいつつ作ったと聞いています。林道をつける費用は1割が地域負担だったので、その1割は祖父が自費で出したようです。

    ――ものすごい執念です。

    太一朗氏 当時すでに過疎化が進んでいたことにも、危機感があったみたいですね。住民がどんどん減っていく中で、地域のために何ができるだろう、と。

    「山崎旅館」完成後も、信一氏は止まらなかった
    ――信一さんの究極的なゴールは、地域の復興だったのですね。

    太一朗氏 ええ。なので、山崎旅館を作った後には、「近隣地域の一里野にまで温泉を引っ張りたい」と一里野の地域開発に乗り出したんですよ。

    ――「山崎旅館」に飽き足らず……。

    太一朗氏「山崎旅館」のあるところは、山や谷の狭間でスペースもないので、温泉街は作れません。雪が積もるので冬季は営業できないですし。

     ですが、「山崎旅館」からさらにくだった場所に尾添という集落があって、そのすぐ上の一里野という平野で田んぼなどを耕して暮らす人が多かった。それならば、一里野まで温泉を引っ張ったら、みんなで温泉街を作れるではないか、と。

     当時、県がダム建設やスーパー林道(*)を作る計画を進めたがっていたこともあり、県側と「じゃあ一里野の地域開発を一緒にやりましょう」という話に至ったようです。その枠組をまとめている最中の1970年、59歳で祖父は亡くなってしまったのですが。

    *スーパー林道……60年代から90年代にかけてつくられた高規格林道。ここではのちに観光道路化した「白山白川郷ホワイトロード(旧・白山スーパー林道)」を指す

    ――最後まで見届けられなかったのですね。

    太一朗氏 そうですね、残念ながら……。でも、その6年後、地域の方々の尽力や県の協力によって、一里野に温泉が到着しました。

     岩間温泉の源泉から一里野まで、計10キロ引っ張っています。源泉では100度くらいある温泉なんですが、10キロ運ばれるうちに、一里野には50度ぐらいで到着するんですよ。

    ――それでも50度もあるんですね。

    太一朗氏 ええ。おかげで湯を沸かす必要がなくて、他の温泉地に比べて経済的に有利なんです。しかも、毎分約600リットルの温泉が今も脈々と注がれているので、この地域の温泉はすべて源泉かけ流し。これがあるからこそ、地域が成り立っているという“生命線”みたいなものかな、と。

     温泉が到着した翌年の1977年には祖父の意志を継ぎ、家族が自宅だった古民家を移築して、一里野高原ホテル(現「一里野高原ホテル ろあん」)を作りました。白山一里野温泉スキー場もオープンし、今の一里野の原型が完成したわけです。

    ――70年代に、すでにスキー場が。

    太一朗氏 そうなんです。当時はスキーってまだまだ一般的でなくて、「こんなの作って、客なんてくるのか」という感じだったらしいんですけど(笑)、バブルでブームが到来して……。

     スキー場に関しては誰が言い出しっぺなのか分からないのですが、祖父が書いた手紙にも言及はあります。

    次から次へと新しいことをやるから、いつもお金がなかった
    ――やはり、信一さんは先見の明がある人だったのでしょうか。

    太一朗氏 どうでしょう。とにかく新しいこと、洒落たことが好きな性格だったことはたしかですね。「山崎旅館」も、こんな山奥ですけど、当時珍しかったジュークボックスを入れたり、結構凝った作りをしてあるんですよ。「岩間音頭」という音頭を作ってみたり。

     旅館にお客さんが来るようになって、ある程度形になっても、また次のことにお金をかけちゃう。次から次へと新しいことをやるから、いつもお金がなかったというようなことは聞いています。
    旅館を継ぐことへの抵抗は?
    ――太一朗さんは3代目ですが、旅館を継ぐことに抵抗はなかったですか?

    太一朗氏 いやあ、ずっと継ぐものだと思ってました。祖父が旅館を作るのに、どれだけ苦労したかさんざん聞かされて育ったから……洗脳されていたんでしょうか(笑)。

     それよりも、祖父をはじめとする家族が遺してくれた宝を守りたい、という気持ちが強いです。正直、経営の厳しさは感じているので。

    ――どのような難しさがあるのでしょう。

    太一朗氏 昔は岩間温泉を結ぶ路線バスが走っていた関係で、「山崎旅館」に登山客の方がたくさん来てくださっていました。ですが、路線バスが廃線になり“足”がなくなると、来てくださる方が減ってしまった。

     一里野にも、一時期年間30万人のスキー客が来られていたのですが、バブルがはじけてからは客足が減り、昨年来られたスキー客は5万人ほど。

     でも、岩間温泉や一里野って、すごくポテンシャルのある地域だと思うんですよ。素晴らしい温泉もあるし、自然や食文化も豊か。それに、金沢市のすぐ近くなのに、こんなに雪が積もる。特に東アジアや東南アジアの方にとって雪見観光する場所としてのポテンシャルがあるんじゃないか、と。

    ――白山麓地域の魅力は、まだまだ発見されていない。

    太一朗氏 ええ、心の底からそう思っています。最大の課題はやはり交通の便なので、僕の代で新たにバス事業なども立ち上げまして、未だに赤字ですが、こちらの売上はかなり伸びてきています。

     他にも、旅館でお出しする料理に地元のものやオーガニックのものをたくさん取り入れるなど、地域の宝をとにかく生かしていく方向に改革しているんです。

    ――太一朗さんにも、信一さんのような“執念”を感じます。

    太一朗氏 僕なりに、祖父を意識しているようなところはあります。自分でも知らないうちに後追いしてたりしますが、人間の大きさ的にみても、自分は祖父には到底なれないな、と。

     祖父とはまた違う方法で、岩間温泉や一里野を盛り上げていきたいですね。

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