特報『熱烈G党の水谷八重子が去りゆく阿部慎之助にライブで思い捧げる』


2代目水谷 八重子(みずたに やえこ、1939年(昭和14年)4月16日 - )は、日本の女優、歌手、演出家、エッセイスト。本名、松野 好重(まつの よしえ)。 母は初代水谷八重子。父は歌舞伎役者の14代目守田勘彌。映画俳優で歌舞伎役者の坂東好太郎は父方の親類にあたる。 水谷 良重(みずたに
20キロバイト (2,531 語) - 2019年9月26日 (木) 02:04



(出典 www.meg-net.com)


熱烈G党の水谷八重子が去りゆく阿部慎之助にライブで思い捧げる

 巨人が21日、5年ぶりにリーグ制覇し、原辰徳監督(61)の涙に列島が胸を打たれた。劇団新派を代表する女優、水谷八重子(80)も、そのうちの1人だ。東京生まれの東京育ち。ソフトバンクの王貞治球団会長(79)の巨人在籍時代からの熱烈G党で、応援をはじめて60年になる。現在は阿部慎之助選手(40)の大ファンで、優勝の喜びの声を紙面にも掲載した。
 歓喜から一転、今度は深く心を痛めていらっしゃる。24日、阿部選手の引退報道が1面を飾った。優勝時の弾んだ声とはうって変わって「今、腰が抜けたような感じです。まだまだ巨人の看板を張れるのに、さみしいわね…」と、しんみり。
 2002年。巨人日本一の祝賀会に球団から招待され、出席した八重子さん。その際、入団したての阿部選手に、あいさつされてからの縁になる。2014年には東京ドームでの阪神戦で始球式を行い、阿部選手のミットをめがけてピッチング。「あのときボールが届かなかったから、もう1度始球式でリベンジしたいと思っていたのに…」とため息をついた。
 東京都内の自宅には、阿部選手からプレゼントされたサイン入りバットが大切に飾ってある。  「ディスプレー用ではなく、試合で使うバットの新品のもの。私の宝ものです。今年で、あのバットさばきが見られなくなるなんて、まだ信じられません」
 八重子さんの楽屋は、常に“オレンジ色”に輝いている。23日、名古屋・御園座で行われていた舞台「家族はつらいよ」が千秋楽を迎えたが、その前の開催地、大阪松竹座での公演を見にいった際の楽屋もそうだった。
 さまざまなGグッズに囲まれ、幸せそうな八重子さん。ふと見ると、テーブルの上に、巨人のロゴマーク入りのシールが置いてあった。台紙から数枚はがした痕跡があったので、きょろきょろしていると「そこよ♪」と、愛用している化粧水の瓶を指さした。有名ブランドの化粧水のボトルの表面で、光り輝くGマーク。舞台上で見せる超一流女優の説得力と、持ち物に大好きな巨人のシールをペタペタと貼る少女のようなかわいらしさに“ギャップ萌え”したことは言うまでもない。
 10月4日に東京・銀座のヤマハホールで、コンサート「A LIVE80 命あるかぎり」(午後6時30分開演)を開催する。当初は、演出家の青井陽治氏(享年69)、八重子さんが「おねぇま」と慕った越路吹雪(享年56)をはじめとする“旅立った先人”にささげるライブの予定だった。
 「何か素晴らしいものを残していった人に対し、命ある私がつないでいこう、というテーマです。阿部選手も野球界に素晴らしいものをお残しになったので、当日はそういった思いも込めて歌います。落ち込んでもいられないわね。お芝居では、おばあちゃんの役だったので、おばあちゃんを脱ぎ捨てて全力で4日に向けて走ります。さあ、自主トレ、自主トレ」と、ボイストレーニングに向かって行った。
 80歳になって初のライブ。“オレンジ色”をパワーの源流に、いつも以上に心躍るライブになりそうだ