特報 『男女・年齢で大きく変わる「夫婦関係」の満足度 「結婚」はスタート時こそが最も重要!?』


夫源病 (カテゴリ 女性健康)
30歳代子育て世代でも症例報告がある。つまり夫婦関係の満足度は発症に影響を与え、特に家族形成期初期影響は大きいと報告されている。 「夫源病」呼称は医師石蔵文信が、更年期外来で診察中に気が付き、自身著書で発表した、「主人在宅ストレス症候群」呼称は医師黒川順夫による。 精神的な症状
7キロバイト (1,009 語) - 2019年6月12日 (水) 10:49



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男女・年齢で大きく変わる「夫婦関係」の満足度 「結婚」はスタート時こそが最も重要!?
「夫婦のカタチ」は時代の変化を如実に表す。経済状況や労働環境、さらには結婚観や性別意識など、複雑に連動しながら変化していく。近年では、こうした世の中の動きと連動し、夫婦の役割や意識は多様に広がりを見せ、自分たちらしいカタチの追及はこれまでよりも求められているようだ。リクルートブライダル総研「夫婦関係調査2019」「離婚に関する調査」の結果から夫婦のカタチについて分析する。

■約7割が現状の夫婦関係に満足
夫婦関係の満足度を20代から60代までの夫婦でみると、約7割弱が満足と答えている。年代別にみると、新婚時期が想定される20代が78.5%で最も高く、その後30~50代は低下するが、60代にはまた上昇する傾向にあり、ライフステージによって変化していることがわかる。

夫と妻でも差があり、夫全体で70.2%、妻全体で66.7%と夫のほうが3.5ポイント高い。40代を境にこの差は広がり、60代では夫75.7%、妻66.9%と、その差は8.8ポイントにもなる。

また、意外だと思われる方もいるかもしれないが、「不満」だという人は約1割程度。約2割が「どちらでもない」という状態で、ここ数年高い数値で推移している。これは、離婚せず夫婦状態を続けている人からの回答でもあり、このような調査に参加しているという多少の偏りを考慮しても、多くが満足しているという印象を受ける。

■もっと関係をよくしたい人は…
さらに、夫婦関係で注目すべきは、多くは「関係をもっとよくしたい」と改善意欲がある点だ。とくに30代の妻は、夫婦関係に満足者、不満足者含め6割弱が改善意欲を示しており、夫婦関係の構築に前向きな点がうかがえる。

実際に現在の夫婦関係に満足している人は「2人で出かける機会」や「夫婦で楽しめる趣味」など、積極的に夫婦2人で楽しめる活動を増やす希望が強い。一方で、夫婦関係不満者は、「夫婦で会話する時間」「気持ちや本音を素直に伝えあう」など、コミュニケーションの量や質を高める希望が強い傾向がある。このように現状の夫婦の状況に応じて関係改善のポイントは変わる。

では、夫婦はどんなときに「結婚してよかった」と思うのだろうか。こちらも夫と妻で異なる。夫は「家に帰ると配偶者や家族がいるとき」「一緒にご飯を食べているとき」。妻は「子どもが生まれたとき」「休みの日に一緒に過ごしたり、出かけたりするとき」となっており、男性は“日常”に、女性は“イベント”に結婚の喜びを感じる傾向がみられる
離婚についても長期的に見てみよう。1990年代に入り離婚件数は増加し、2002年には約29万件とピークを迎える。そこから件数は減少に転じているが、そのあたりから離婚への考え方、社会での捉えられ方も変わり、「無理して結婚生活を続ける必要がない」といった考え方が広がっていった。

背景には夫婦における役割分担の変化がある。1986年に男女雇用機会均等法が施行され、男女の働く環境が制度上も平等になった。女性の社会進出が進み、これに連動して「専業主婦家庭」から「共働き家庭」へ主流が変わっていった。こうした「互いの自立性の確立」が結婚観、家庭観にも影響し、それまでの「ユニットとしての夫婦」から大きく姿を変え、1対1の関係であり、物理的にも精神的にもパーソナルな関係の夫婦像が広がる。

互いが自立していると、依存関係よりも離れやすくもなり、離婚数の推移にも影響しているだろう。実際に、リクルートブライダル総研の調査でも既婚者の4割以上が離婚を考えた経験があると答えており、夫婦関係の変化がみてとれる。

■結婚のスタート時の過ごし方
では、「離婚した夫婦」と「離婚していない夫婦」にはどんな特徴があるのだろうか。一般的に、離婚について多くは結婚生活中の不一致が大きく影響すると考えられている。「価値観のズレ」や「金銭感覚のズレ」、女性では「家事・育児への協力度合い」など、結婚生活が進む中で見えてくることが原因となることが多い。

しかし、それだけではない。「結婚のスタート時」の過ごし方が大きな分岐点になるようだ。具体的には、結婚生活がスタートするタイミングでの「価値観のすり合わせ」「金銭感覚のすり合わせ」さらには「相互の家族が親しくなる機会」「相互の友人を知る機会」の有無が離婚するかしないかに関係している。

生活をしながら徐々にすり合わせることもあると思うが、早い段階から「相互のすり合わせ」を行うことで「柔軟な調整」ができるのだろう。夫婦のカタチが固定化したタイミングで「こんなはずではなかった」と気づくより、夫婦のカタチがまだ決まっていないタイミングで、相互にすり合わせ、調整をする。このことが長期的に良好な夫婦関係の維持につながるのではないだろうか。

また、自分の信頼できる人たちと配偶者の結び付きが強くなることで、簡単には夫婦関係を解消するという発想にはなりにくく、ある種の「覚悟」が生まれるのかもしれない。

■結婚式実施の有無は?
さらに離婚経験者と離婚をしていない夫婦を比較すると「結婚式や披露宴の実施有無」にも違いがあった。離婚をしていない夫婦は、披露宴を実施している割合が18.2ポイント高い。

披露宴やウエディングパーティーは、長い準備期間の中で、相互に調整しながら多くのことを意思決定する。そしてある程度の金額を使い、相互の家族が親しくなり、友人たちを知ってもらうタイミングでもある。このような離婚に与える影響が強い要素を、結婚のスタート時に、パッケージとして体験できるからではないだろうか。

もちろん、結婚式を実施したからすべてが離婚しないということでもなく、実施していないから離婚するということでもないが、お互いの価値観や金銭感覚を確認でき、相互の親や友人が交流できる機会をつくることで、「相互に上手な調整機会」と「覚悟」を持つということにつながってくるのだろう。

今後、時代の変化とともに夫婦の在り方はさらに変化していくだろう。しかし本質的に誰かとの関わりは社会生活の中で不可欠であり、その中で、最小で身近な関わりが家族や夫婦である。もし「誰かと生きる選択」をするのであれば、自分なりのカタチを見つけていくことはより重要になっていき、夫婦の関係の質を高めることはより大きな意味をもつかもしれない。






(出典 prtimes.jp)

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