特報『上原彩 史上ワースト1ラウンド「141」 ルール誤解で異例の“68罰打”』


1オーバー、73でホールアウトした上原彩子が、ローカルルールをよく確認せずに勘違いしたままプレーし続けたため、女子プロゴルフ史上最悪となる68罰打を課され、史上ワーストとなる141ストロークを記録。上原は2日目に4アンダーの68をマークしたものの、これも史上ワーストとなる209ストローク、65オーバーで予選落ちした。
209キロバイト (27,347 語) - 2019年6月1日 (土) 11:41



(出典 i.daily.jp)


上原彩 史上ワースト1ラウンド「141」 ルール誤解で異例の“68罰打”

「女子ゴルフ・伊藤園レディース・第2日」(12日、グレートアイランドC=パー72)
 第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われ、上原彩子(32)=モスバーガー=が第1ラウンドで特別ルールを誤解し、異例の「68罰打」がついた。スコアは18ホールの日本女子ツアー史上最多を32打も超える141となった。また、松森彩夏、鈴木愛もそれぞれ不注意や規則誤認でペナルティーを受けた。プロデビュー戦の畑岡奈紗(17)=茨城・ルネサンス高3年=は通算3アンダーの20位で予選を通過した。
 上原は88年ツアー制度施行後の1ラウンドワーストストロークとなる「141」について、放心したような表情を見せながらも正確に振り返った。
 悪天候に見舞われた前日の第1ラウンド。上原はスタートホールのテントで追加ルールがあることを伝えられた。拾い上げてボールを拭くことが許される場所では元の位置にボールを戻す(リプレース)というルールが適用されたが、米ツアーを主戦場に置く上原は米国式に1クラブレングス内にプレースできると勘違い。
 15ホールで19度、この作業を行い、そのすべてに「誤所からのプレー」が適用されることになった。
 この日の第2ラウンドスタート時も同ルールが適用されることを伝えられた際に「ふと思って『1クラブでいいですね』と確認したら『リプレースです』と言われた」。ここで違反が判明した。
 19度すべてに2打の罰がついて38罰打。さらに、その罰を加算せずにスコアを提出したため「過少申告」となった。昨年まで過少申告は「スコア誤記」による失格だったが、今年からルールが変わり、知らないままの申告は失格ではなく、違反をした各ホールに2打の追加の罰がつく。つまり上原の場合は15ホールで違反したため、さらに30打が加算されて計68打。申告した「73」と68罰打の計141が上原の正式なスコアとなった。
 上原は「私がちゃんと確認しなかったミス。これを受け入れ、今後はないようにしたい」と声を絞り出した。第2ラウンドは「わざわざ遠方から来てくださった方もいたので」と棄権はせず、5バーディー、1ボギーの68でプレーしたが、通算65オーバーで予選落ちとなった