特報『教諭いじめ 50にも上る悪質行為 弁護士が警察に被害届』


コザック前田(ミュージシャン、ガガガSPメンバー) ^ “小学校教諭に同僚嫌がらせ 目にカレー、神戸”. 日本経済新聞 (2019年10月4日). 2019年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月9日閲覧。 ^ “体にカレー、小学校教諭いじめ 先輩4人、神戸市教委が処分検討”. 共同通信 (2019年10月5日)
6キロバイト (588 語) - 2019年10月10日 (木) 09:01



(出典 guidely.jp)


教諭いじめ 50にも上る悪質行為 弁護士が警察に被害届

神戸市の小学校の教諭らによるいじめ問題で、被害を受けた男性教諭は熱湯の入ったやかんを顔につけられるなどおよそ50に上る悪質ないじめ行為を受けたと訴えていることが分かりました。代理人の弁護士は、11日夕方、警察に被害届を出しました。

神戸市の市立東須磨小学校では、30代の男性教諭3人と40代の女性教諭1人の合わせて4人が、20代の同僚の男性教諭に悪質ないじめを繰り返し、被害を受けた教諭は体調を崩して先月から出勤できなくなっています。

被害を受けた教諭の関係者によりますと、いじめは去年春ごろから始まり、羽交い締めにして激辛のカレーを無理やり食べさせられただけでなく、ドレッシングやキムチ鍋のもとを飲まされたこともあったということです。

また熱湯の入ったやかんを顔につけられたり、首を絞められたりするなどの暴力を日常的に受けていたほか、「クズがしゃべるな」などとひんぱんに暴言を吐かれたとしています。

さらに、買ったばかりの新車にトマトジュースをかけられたり、かばんの中に氷を入れられたりしたなどいじめ行為はおよそ50に上ります。

ことし6月に校長がいじめた教諭を指導したあとにも「おまえが全部言ったんやろ」「こんなんでいじめとは思わんでな」などと言われたということです。

いじめを受けた教諭の代理人の弁護士は、11日夕方、警察に被害届を出しました。
暴行・強要・器物損壊…校長の対応も問題視
被害を受けた男性教諭が訴えているいじめ行為は、およそ50に上ります。

いじめが始まったのは遅くとも去年の春ごろ。男性教諭が赴任して1年ほどたった時期でした。

「新人なので授業を見学させてほしい」と申し出たところ、「来るな、教室が汚れる」などと言われたということです。

男性教諭は、その時期から日常的な暴力行為が始まったと訴えています。

▽平手打ちをされた、
▽蹴られた、
▽首を絞められて呼吸困難になった、
▽関節技をかけられ「痛い痛い」と言ってもやめてくれなかった、
▽熱湯の入ったやかんを顔につけられた、
▽コピー用紙の芯でおしりをたたかれあざができた、などとしています。

去年の運動会のあとの飲み会では、ビール瓶を口に突っ込まれて無理やり飲まされたうえ、飲み終えた瓶で頭をたたかれたこともあったとしています。

そして、去年9月4日午後、学校の家庭科室で、後ろから羽交い締めにされ、激辛カレーを食べさせられたほか、激辛カレーを目にこすりつけられたと訴えています。

さらに、激辛ラーメンを汁まで全部飲まされ、その場にいた教員らは苦しむ姿を見て大笑いしていたということです。

男性教諭の大事な持ち物や車などへの嫌がらせも後を絶たなかったといいます。

▽かばんに氷を入れられ中身がびしょぬれになることが数十回におよび、
▽児童に配付するためのプリントに水を垂らされたり、
▽指導案に落書きされたりしたということです。

▽買ったばかりの新車にトマトジュースをかけられ、
▽中に水をまき散らされたこともあったということです。

ことばによる悪質ないじめも、ひんぱんに行われていました。
▽「出張に行ったら甘いもん買ってくるのが礼儀やろ」と言われ、
▽買って帰ったところ「こんなんで好かれようとするな」と目の前で捨てられたとも訴えています。

▽仕事が終わっていないのに「はよ帰りたいから送れやクズ」と言われるなど何度も送迎を強要されたということです。

▽日常的に名前に「クズ」「ゴミ」などを付けて呼ばれ、
▽仕事上の質問をしても「クズがしゃべるな」などと遮られたと訴えています。

いじめは児童のいる場所でも行われていました。
加害者側の教諭は児童の前で男性教諭の悪口を言い、「学級をめちゃめちゃにしたれ」「言うこときかんでいい」「男子全員ではめて居場所をなくせ」などとけしかけていたということです。

学校側の対応の問題点も訴えています。
去年12月、男性教諭は前の校長と期末面談を行いました。
この中で前校長から、嫌がらせをされていないか尋ねられ、男性教諭は「お世話になってます」と答えると、前校長からは「じゃ、おまえはいじめられてないんやな」と念を押されたとしています。

ことし6月、いじめ行為について見かねた別の教諭から通報があり、現在の校長が加害者側の教諭らを指導しました。
しかしこのあとも「おまえが全部言ったんやろ」「おまえの後ろには校長という偉い人がいる」「いじられてなんぼ。こんなんでいじめとは思わんでな」などと言われたということです。

男性教諭はことし4月ごろから睡眠障害などの症状が出るようになり、夏休みには「2学期が始まったらまたやられる」という気持ちで精神状態がさらに悪化していったということです。

男性教諭の代理人の弁護士は、こうした行為について、強要や暴行、器物損壊にあたる可能性があるとして、11日夕方、警察に被害届を出しました。

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