特報 『ウッズ、単独首位!無観客試合もフェンス外からの「タイガー」コールに応えた/米男子』


エルドリック・タイガー・ウッズ(Eldrick Tiger Woods, 1975年12月30日 - )は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州サイプレス出身のプロゴルファー。身長188cm、体重84kg。 歴代2位のメジャー選手権優勝15回、史上2人目のトリプルグランドスラム達成、生涯獲得賞金額1億ドルを突破し歴代1位。
66キロバイト (3,914 語) - 2019年10月15日 (火) 16:29



(出典 www.sponichi.co.jp)


ウッズ、単独首位!無観客試合もフェンス外からの「タイガー」コールに応えた/米男子

ZOZOチャンピオンシップ第2日(26日、千葉・アコーディア習志野CC=6805ヤード、パー70)日本初開催のPGAツアーで日本との共催大会。記録的大雨のため前日から順延された第2ラウンド(R)は、安全を考慮し観客を入れず行われ、首位タイから出たタイガー・ウッズ(43)=米国=が7バーディー、1ボギーの64で回り通算12アンダーで単独首位に立った。松山英樹(27)=LEXUS=は首位に4打差の通算8アンダーで3位。日米のスター選手が激しい優勝争いを繰り広げる。
 タイガーチャージが止まらない。台風による大雨の影響を考慮し、無観客試合で行われた第2R。ウッズのプレーは晴れ渡っていた。
 「いいスコアで回れた。アイアンの調子がよくて、ボールはいつもピンのそばにいたよ」
 13年ぶりに日本でプレー。24日には日本ツアーの初日としては史上最多1万8536人のギャラリーが駆け付けたが、この日、ウッズが引き連れたのはマスコミや関係者の約80人だけだった。
 スタートの1番(パー4)で幸先よくバーディー発進。続く2番(パー4)で1メートルのパーパットを外しボギーとし、4番(パー4)でティーショットを放った直後だった。突然「タイガー!」の声が響き渡る。会場外の沿道に少しでもウッズを見ようと約50人のファンが集まり、金網越しに一斉に声をあげたのだ。
 「ギャラリーはいないと思っていたので、ちょっとびっくりしたよ」
 ウッズは驚いた様子で手を振って応えた。気合が入ったのか、7番(パー3)で1打目をピン手前6メートルにつけ、これをねじ込み前半で1つスコアを伸ばした。後半はバーディーを連発。最終18番(パー5)は2オンに成功し、5メートルのイーグルパットは惜しくも外したもののバーディー締め。後半で5つ、計7つのバーディーを奪った。

中止となった前日は食事をしながら雨が過ぎるのを待った。「何より皆さんの無事を祈っている。前回の台風では死者が出たと聞いたが、今回はそのような被害が出ないことを願っている」と神妙な面持ちで話した。
 27日は午前8時半に第3Rをスタートし、そのまま最終Rに突入。日没までの長丁場が予定される。残りのホールは28日の月曜日に行われる。「準備は変わらない。フィジカルとメンタルが試されるだろう」。サム・スニード(米国)が持つツアー通算82勝の最多記録まであと「1」。偉大な記録を日本で達成する準備は整った。 (八木拓郎)
通算8アンダーで3位のK・ブラドリー(米国)
「本当に堅実なプレーができたよ。何度も良いパットが入ったし、素晴らしいコースで、ここでプレーするのは最高だよ」

通算7アンダーで5位のD・バーガー(米国)
「木曜日はPGAツアーで見たことがないほどの人だったから、きょうは少し違った感覚だった。あしたはとにかく我慢強くチャンスを作りたい」

同5位のC・コナーズ(カナダ)
「バックナインで、堅実にシンプルにやり続けたのがよかったよ。あしたも続けていきたいね」

★スタートは30分遅れ
 コースは午前3時半から130人態勢で懸命に補修が進められたが、復旧作業が難航し、競技は予定より30分遅れの午前10時に開始された。11時半過ぎにスタートしたウッズは「プレーができるようになっていて驚いた。フェアウエーは水はけがすごくよかった」と話し、開催にこぎ着けた運営スタッフの労をねぎらった。

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