詐欺電話『+83」「+422』についてまとめてみた



+83」「+422」謎の番号から着信 その狙いは?
注意して頂きたい携帯電話への着信の話です。今月に入って実在しない国際電話番号から日本国内の携帯電話に着信が急増しています。この謎の電話の狙いは一体、何なのでしょうか。

 日本は+81。韓国は+82。中国は+86。ご存じ、国際電話の国番号です。では+83って、どこでしょう。実は、+83や+422がまだどの国にも使われていない番号です。それにもかかわらず、こうした番号を使って何者かが電話を掛けていることが明らかになりました。警察と連携し、迷惑電話の対策を行っているトビラシステムズによれば、9月は4万件を突破したといいます。
 秋田市では10日、40代の女性に中国大使館員を名乗る男からこんな電話が掛かってきたといいます。
 中国大使館員を名乗る男:「あなたの名前と電話番号で中国に送ってはいけない大量のキャッシュカードやマスクが送られている」
 中国公安局の職員を名乗る女:「解決するにはお金を振り込んでもらう必要がある」
 女性は、合わせて411万円をだまし取られました。なぜ信じてしまったのか…。東京で暮らす中国人の女性も大使館員を名乗る男性から電話を受けました。国番号は実際には存在しない+88。それでも信じてしまったといいます。
 実際の音声(大使館を名乗る電話):「中国大使館からのお知らせです。あなた宛ての書類が当館にあります。在留資格に関わる内容です。速やかに連絡下さい」
 存在しない国番号は偽装されたものなのか。仮に好きな番号に変えられるとしたら詐欺師にとっては絶好のツールとなります。関係者も偽装が起きているとして、かなり前から対策に乗り出していました。それでも、怪しい電話は後を絶ちません。掛け直さないのも重要です。海外では相手につながらなくても通話料を請求する電話会社もあります。

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