特報『渋野日向子がツアー新記録達成 オーバーパーなしの連続ラウンド「29」』についてまとめてみた


(2019年8月19日). 2019年8月23日閲覧。 ^ “渋野日向子 ツアー最長に並ぶ 連続オーバーパーなしラウンド「28」”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2019年9月1日). 2019年9月12日閲覧。 ^ “巻き返し型“渋野劇場”でツアー新記録樹立”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2019年9月12日)
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渋野日向子がツアー新記録達成 オーバーパーなしの連続ラウンド「29」
国内女子メジャー第2戦◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 初日(12日)◇チェリーヒルズGC(兵庫)◇6425yd(パー72)

渋野日向子が5バーディ、3ボギーの「70」でプレー。6月の「ニチレイレディス」初日から続く、国内大会での連続オーバーパーなしのラウンドを「29」と伸ばし、ツアー最長記録を達成した。大会前までアン・ソンジュ(韓国)が2013年に記録した「28」で並んでいた。

アウトから出た前半はボギーが先行し、2バーディ、3ボギーの1オーバーで折り返した。後半11番(パー3)でピン左5mを沈めてバーディとすると、14番(パー5)でも5mをねじ込んだ。さらに16番で3.5mを決め、持ち味のバックナインでの強さを見せつけた。開幕前日の会見では「普通にできれば、更新できる」と記録達成に自信をのぞかせていた。

渋野の地元岡山に近い関西での大会ということもあり、この日は平日ながら午後3時現在で6037人のギャラリーが詰めかけた。

<連続オーバーパーなしラウンド数ランキング>
ラウンド数/名前/年度
29ラウンド/渋野日向子/2019年
28ラウンド/アン・ソンジュ/2013年
24ラウンド/吉田弓美子/2014年
23ラウンド/申ジエ/2009年
23ラウンド/穴井詩/2014年
23ラウンド/フォン・シャンシャン/2013年
渋野日向子は開幕前日の記者会見で、連続オーバーパーなしのツアー新記録に向け「普通にできれば、更新できる」と珍しく、強い自信をのぞかせた。

アン・ソンジュ(韓国)の28ラウンド連続記録に並んでおり、12日の第1ラウンドに記録更新がかかる。追い風となりそうなのが、“渋野フィーバー”を見越してのコースセッティングだ。

今季メジャー第2戦の総距離は6425ydに設定された。直近10年間の「女子プロ選手権」で、最も長かったのは2016年大会の6750yd、逆に最も短かったのは10年大会の6601yd。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)肝いりのメジャー大会としてセッティングに工夫を凝らしてきた同大会で、今年の6425ydは極端に短い。

理由は、渋野効果で例年より大勢の観客が見込まれることだ。セッティングを担当した岡本綾子はチェリーヒルズGCのアップダウンが激しく、コース内の観客の通路が狭いことなどを考慮し「ギャラリーと選手の交差や、導線を考えた。安全面も踏まえ、6400ydほどが妥当と判断した」と説明する。

夏場の高温により想定以上に伸びたラフは最長30cmに達するものの、柔らかいグリーンで球は止まりやすいとして、多くの選手が激しいバーディ合戦を見据える。鈴木愛は「優勝は15~20アンダーだと思うけど、さらに飛びぬける選手がいてもおかしくはない」と予想した。
こうした声に対し、岡本は「1日4、5アンダーを出す選手が一握りはいると思うが、20アンダーだったら独走になると思う。15アンダーくらいになるのでは」と指摘した。

渋野は「ティショットをしっかりフェアウェイに置けば、チャンスにはつけられる。このコースは出遅れた時点でダメなので、初日からガツガツといきたい」と力を込め、「カットラインは確実にアンダー。一日も油断できない」と記録更新の向こう側に視線を向けた。

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