特報『巨人・宮本和知投手コーチ、55歳のチャレンジ 語ったV奪回へのビジョン』


宮本 和知(みやもと かずとも、1964年2月13日 - )は、山口県下関市出身の元プロ野球選手(投手)。司会者、タレント、スポーツコメンテーターなどの芸能活動を経て、2019年より読売ジャイアンツの投手総合コーチを務める。ホリプロ所属。 山口県下関市出身。小学校3年よりサッカーを始める。中学校時代
22キロバイト (2,553 語) - 2019年4月7日 (日) 13:35



(出典 i.ytimg.com)


巨人・宮本和知投手コーチ、55歳のチャレンジ 語ったV奪回へのビジョン

97年の現役引退後にタレントとして活躍し、今季から現場復帰した巨人・宮本和知投手総合コーチ(55)が本紙の直撃インタビューに応じた。21年間レギュラーを務めた「ズームイン!!サタデー」では選手の素顔を取材。巨人投手陣の裏側まで知り尽くした“新米コーチ”が、就任の経緯から5年ぶりとなるV奪回へのビジョンを語った。
  ◇  ◇
 -現役引退から22年の歳月が過ぎ、初めての指導者業。ここまでのキャンプは?
 「手応えはありますよ。ここまで投手陣もいい形できていますし、順調に調整ができてます」
 -順調だったタレント活動を辞めて、初めてとなる投手コーチを引き受けた経緯は。
 「まあ、野球界でリスペクトさせていただいている原監督から声をかけてもらって、断る理由もなかった。ジャイアンツには21年間、番組を通してお世話になっているので、恩返しという意味でもね。力になれるかどうか不安でしたけど、微力でも力になれることができればということだけです」
 -コーチを要請された時、原監督からはどんな言葉を?
 「監督には『不安があります。21年間のブランクもあるので』と正直に伝えました。そしたら監督は『大丈夫だ。俺がいるから』と一言おっしゃってくれた。『強く愛されるジャイアンツを一緒に作ろう』という言葉をいただきました」
 -コーチを引き受けたのは勇気のいる決断だった。
 「何というか、収入的なことも全く考えずに、はい。愛するジャイアンツのためにという。何か力になりたいなということだけですよ」
 -番組での取材はコーチ業でも役に立っている?
 「近くでジャイアンツを見てて、こうしたいというのはあった。僕らの仕事というのは最高のパフォーマンスができるような、コンディション作りの手助けですよね。いかに気持ち良くマウンドに送り込むことができるか。1軍の投手はみんな力をもってますし、マウンドへいい形で送り出すことがミッションだと思っている」
 -投手力を強化して、原監督を胴上げしたい。
 「僕は監督を男にしたいとか全くそういう気持ちもなくて、監督はもう立派な名将と呼ばれる方なので。僕の中では選手を男にしてあげたい。ジャイアンツといういい環境でやってるわけだから、彼らが男になって、そして幸せになってもらいたいなということだけですよ。ジャイアンツという球団は周りからいろいろ言われるけど、気にしてもしょうがない。今は裏方に回って、この子たちを男にしたいという思いはあります」
 -ここまで壁にぶつかることなくコーチ業をこなせているようですね。
 「いやいや。僕の中でこの前、一番つらいことがあって。高田を沖縄(1軍キャンプ)に連れてこれなかったのが、すごくつらくて涙が出ちゃったんだよな。あいつと2人で話をした時は『今、くじけんじゃねえぞ、3月になったら必ずチャンスがある。リフレッシュしてこい』と言いました。戸根とか坂本(工)を1軍に上げた時は『よかったな。おめでとう!ここがゴールじゃないスタートだ』と言った時に、そこでも涙したり。俺って、この仕事向いてねえのかなと思って。いちいちこんなんで涙してたら体がもたねえなって」
 -涙もろい一面も。
 「何かそういった思いはありますよ。ただ、それはやっぱり人が好きなんだろうね。人が好きで、夢をもってやってる人を応援したくなる」
 -巨人は4年間、優勝から遠ざかっている。最後にコーチとしての抱負を。
 「1年契約のもと勝負をかけるわけだから。2019年というこの年は、やっぱり優勝しなきゃといけないと思ってる。テレビ業界に帰ろうと思ってもいない。どこまでやれるか全く未知数だけども。新たな僕にとっての、55歳になってのチャレンジなのかなと。そういう思いですよ」

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