特報 『来春センバツから球数制限導入決定、1週間で1人500球以内』


投手の球数制限が見直された。1次ラウンドが70(第1回大会では65。以下同)、2次ラウンドが85(80)、準決勝と決勝では100(95)に緩和。 但し、その制限球数が対戦している選手の対戦途中であった場合は、その選手の対戦終了まで投球はできる。また3連投以上は原則禁止とし、1試合50
42キロバイト (2,095 語) - 2019年8月10日 (土) 08:50



(出典 www.shimotsuke.co.jp)


来春センバツから球数制限導入決定、1週間で1人500球以内

来春選抜から球数制限の導入が正式に決まった。日本高野連は29日、大阪市内で理事会を開き、来年の第92回選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)から「期間中の1週間で1人500球以内」という球数制限の導入を決めた。500球となる打者完了まで投球は可能となった。また降雨などによりノーゲーム、再試合となった場合の投球数もカウントされる。
投手の球数制限については、日本高野連がが設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」(座長・中島隆信慶大教授)が4回の会合を通してまとめた答申を20日に日本高野連の八田英二会長に手渡していた。

 答申では、日本高野連並びに都道府県高野連(以下高野連)は、投手の障害を予防するため、3連戦を回避する日程を設定する。高野連が主催する大会で、大会期間中(都道府県大会と、それに連続する上位の大会日程の期間を含む)の1週間で1人の投手が投球できる総数を500球以内とする。この投球数制限は、来春センバツを含む春季大会から3年間を試行期間とし、その間は罰則のないガイドラインとする。選手、部員のスポーツ障害の有無に関する情報を指導者と選手、部員、保護者と共有するために健康調査票が活用されるよう加盟校に指導する、ことなどが盛り込まれていた。

 理事会ではこの答申を受け入れ、明治神宮野球大会、国体を含めた各種大会で投手の障害予防に全力で取り組むことを確認。都道府県高野連理事長会合もこの日行われ、地区大会などで3連戦を回避する日程を原則とするように指示した。

 ▼日本高野連・八田英二会長 本日、「投手の障害予防に関する有識者会議」からの答申について、全会一致で理事会の承認を得ました。来シーズンへ向け、加盟校、都道府県高校野球連盟の協力も得ながら、公式戦の投球数制限だけでなく、大会や平時の練習など投手の障害予防全般にわたる取組を推進していきます。また、小中学生である成長期の段階からも、より良いプレー環境を整備する必要があるため、関係各所と連携し、野球界全体で今回の取組が前進できるよう努めてまいります。少子化や社会構造の変化に対応すべく、一人ひとりの部員を大切にする高校野球を目指していきます。

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