特報  『阪神・矢野監督、パドレス傘下からFAの牧田に熱烈ラブコール「絶対必要」』


矢野 燿大(やの あきひろ、本名:矢野 輝弘〈読み同じ〉、1968年12月6日 - )は、大阪府大阪市東住吉区(現:平野区)瓜破出身の元プロ野球選手(捕手・外野手)、指導者、解説者・評論家。2019年より阪神タイガースの一軍監督を務める。右投右打。 中日ドラゴンズを経て、2010年に阪神
70キロバイト (9,364 語) - 2019年11月11日 (月) 15:34



(出典 bb-news.jp)


阪神・矢野監督、パドレス傘下からFAの牧田に熱烈ラブコール「絶対必要」

阪神・矢野燿大監督(50)が20日、獲得を目指している牧田和久投手(35)=パドレス傘下からFA=について「絶対必要な選手」と初めて熱烈ラブコールを送った。必要とあれば直接出馬へ意欲。楽天、西武との三つどもえの争奪戦の様相の中、“恋人”へ熱い言葉を投げかけた。
 安芸での収穫に手応えをにじませても、物足りない。まだまだ、V奪回へ必要なピースがある。今、最も欲する男-。秋季キャンプが終わってから一夜明け、矢野監督の口から、まだ見ぬ恋人への熱いラブコールが真っ先に飛び出した。
 「来てもらえば、すごいいいことしかないのでね。来てもらうことでいろんなプラスがあると思うので。俺も絶対必要な選手かなと思ってる」
 獲得を目指す牧田について指揮官が言及するのは初めてで、堰を切ったように賛辞の言葉が止まらない。「先発でも中継ぎでも、そして経験もあって。どこにでもはめられるようなピッチャー」。ここまで他球団の選手について話すのも就任以来、異例のこと。とにかく虎に来てほしい。その一心だった。
 思いだけではない。「牧田が悩んでたり聞きたいことがあるっていうなら、もちろん俺も喜んで行かせてもらう」と、必要とあれば直接出馬で熱意を示す。2015年の第1回プレミア12では、侍ジャパンのバッテリーコーチと選手として同じ目標に向かって戦い、同じ釜の飯を食べた仲。口説き落とす自信もにじませた。

昨季はメジャーで27試合に登板し、0勝1敗。今季はメジャーでの登板はなく、夢半ばでFAとなった右腕だが、もう一花咲かせてくれるという確信があるからこそ。戦力としての期待はもちろん、「青柳とか同じような投げ方のピッチャーも参考になる部分もある」。青柳は今季初めて9勝をあげて伸び盛りのアンダースロー。投法を参考にしてきた先輩が加入すれば、何よりの教材となる。指揮官の頭の中にはそんな青写真も描かれている。
 この日、東京都内で取材に応じた谷本修副社長兼球団本部長は「全力をあげて」と獲得に向けて動いていることを改めて明言。関係者の話を総合すると楽天、西武も獲得に乗り出しており、条件面では楽天が一歩リードしているもよう。「(時間は)それなりにかかるんじゃないですかね。人気選手ですから」と粘り強く交渉していく構えだ。
 今オフはFA戦線に参戦しなかったが、ソフトバンクから中田を獲得。秋季キャンプでは山本昌臨時コーチの指導もあり、投手陣の整備に手応えをつかんだ。そこに日米で経験豊富なアンダースローが加われば、今季12球団トップの防御率3・46を誇った投手陣はさらに盤石となる。
 「来シーズン勝つことを考えていけば、(補強は)もちろん必要なことなので。それは両方あわせてやっていかないと」と、指揮官が言葉に力を込める。ドラフトでは5位まで高校生を指名しただけに、牧田獲得の成否が矢野虎2年目の鍵を握る。
牧田には阪神の他に、楽天と古巣の西武が獲得に乗り出しているもよう。関係者によると、各球団とも複数年契約を提示しているが、楽天が条件面ではリードしているとみられる。牧田本人は来季は日本でプレーする意思を固めているといい、現在は日本国内でトレーニングしているとみられる。
★2015年の第1回プレミア12での矢野監督と牧田
 矢野監督は13年秋から侍ジャパンのバッテリーコーチを務め、15年のプレミア12に参加。代表メンバーに選ばれた牧田は2試合にリリーフで登板し、計1回1/3を無安打無失点に抑え、ベンチの期待に応えた。日本は準決勝で韓国に敗れ、3位に終わった。

牧田 和久(まきた・かずひさ)
 1984(昭和59)年11月10日生まれ、35歳。静岡県出身。静清工高1年時に下手投げに転向。平成国際大、日本通運を経て11年ドラフト2位で西武入団。1年目から55試合に登板し新人王。12年には先発へ転向し13勝。16年から中継ぎを務める。17年オフにポスティングシステムでパドレスに移籍。日米通算303試合に登板、53勝50敗25S、防御率2・93。13、17年WBC、15年プレミア12日本代表。178センチ、82キロ。右投げ右打ち。

【『阪神・矢野監督、パドレス傘下からFAの牧田に熱烈ラブコール「絶対必要」』】の続きを読む