特報『台風19号 今夜にも東海か関東に上陸 記録的な大雨と暴風』


台風 (カテゴリ 情報の更新が必要されている項目/2018年)
雨 渦性降雨 - 台風の中心付近では激しい雨となる。 地形性降雨 - 台風により山地に向かって気流を生じるよう地形では大雨となりやすい。 前線の発達 - 台風の接近により時期によっては秋雨前線や梅雨前線を刺激して大雨をもたらし、これによる被害が発生することも多い(例:平成24年
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台風19号 今夜にも東海か関東に上陸 記録的な大雨と暴風

大型で非常に強い台風19号は、きょう12日(土)夕方から夜にかけて静岡県か神奈川県あたりに上陸する見込みだ。東日本を中心に広い範囲で猛烈な風が吹き、猛烈なしけとなり、東日本では記録的な暴風や大雨、高潮のおそれがある。暴風や高波、高潮、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒が必要だ。

 台風19号は、今朝5時には八丈島の南西にあって、時速20キロで北へ進んでいる。中心の気圧は依然として935ヘクトパスカル、最大瞬間風速は65メートルで、暴風域を伴っている。

台風19号の予想進路図。
 台風19号は次第に進路を北北東に変えて、非常に強い勢力を保ったまま、きょう夕方から夜にかけて、静岡県か神奈川県あたりに上陸し、あすにかけて温帯低気圧の性質を帯びつつ、速度を速めながら東日本から東北地方を北東に進む見込み。その後、北海道の南東海上で温帯低気圧に変わるとみられる。

 台風19号は、大型かつ非常に強い勢力のため、記録的な大雨や暴風となる所がある上に、影響する範囲と時間が長いため、直撃する東海や関東を中心に被害が甚大となるおそれがある。

13日にかけて予想される最大瞬間風速と波の高さ。
暴風・高波・高潮
 東~西日本の太平洋側の海上では、非常に強い風が吹いている。きょうからあすにかけて、北~西日本にかけての広い範囲で非常に強い風や猛烈な風が吹き、台風が接近・上陸する東海地方や関東地方を中心に記録的な暴風が吹く見込み。
 東日本の太平洋側から沖縄地方にかけては、うねりを伴い大しけとなっており、伊豆諸島や東海地方から四国地方にかけては、猛烈なしけとなっている。きょうからあすにかけて、北日本から西日本の太平洋側の広い範囲で、大しけや猛烈なしけとなる所がある見込み。暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒が必要だ。

 台風の接近に伴い、あす明け方にかけて、北日本から西日本の広い範囲で潮位が高くなる見込み。特に、東海地方では、過去最高潮位を超える記録的な高潮となるおそれがある。
 台風が接近・上陸する東海地方や関東地方を中心に、沿岸施設では重大な災害のおそれがあるため、高潮や、高潮と重なり合った波浪による浸水に、厳重に警戒したい。
西~東日本の太平洋側を中心に、台風周辺の雨雲がかかって激しい雨が降っている。きょうからあすにかけて、台風本体や台風周辺の発達した雨雲の影響で、西日本から東北地方の広い範囲で雷を伴った猛烈な雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる見込み。東日本を中心に総雨量が多くなって、記録的な大雨となりそうだ。
 
 関東地方と東海地方では狩野川台風に匹敵する記録的な大雨となるおそれがある。狩野川台風とは昭和33年9月に伊豆半島や神奈川県、東京都を中心に甚大な被害をもたらした台風で、死者・行方不明者は1200人以上にのぼる。静岡県の伊豆半島を流れる「狩野川」が氾濫したため、この名がついているが、神奈川東部や東京都心でも、記録的な大雨となり、この時の日降水量の記録は、今も破られていない。

 このため、都心などを含め、土砂災害や川の氾濫、決壊などが懸念され、気象庁は、大雨の状況によっては、大雨特別警報を発表する可能性があるとしている。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒が必要だ。

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